広島県の山

1346.3m
急峻な谷間を擁する広島県と島根県の最高峰
恐羅漢山(おそらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,346.4mの山で、広島県と島根県の最高峰である。西中国山地国定公園に指定されている。 中国山地西部の冠山山地に属し、およそ860m南西にある旧羅漢山(標高1,334m)と双耳峰をなしている。山頂には三等三角点「羅漢」が設置され1,346.35mとなっている。中国山地では頂部のなだらかな山が多いが、恐羅漢山の周囲は断層沿いに比較的急峻な谷間が刻まれ、その一つが三段峡である。
1339.0m
山容が印象的。隣は山口県最高峰の寂地山。
1334.0m
恐羅漢山と双耳峰をなす、巨岩が立ち並ぶ個性的な名峰
旧羅漢山(きゅうらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,334mの山である。西中国山地国定公園に属している。匹見羅漢とも呼ばれている。 西中国山地の最高峰である恐羅漢山の南南西に位置し、恐羅漢山と双耳峰をなしている。稜線は南北にのびており縦走できる。山頂には巨岩が立ち、山頂西側の岩場からは西側に展望が開け、寂地山、安蔵寺山および益田方面の日本海まで望まれる。
1328.0m
十方山(じっぽうざん)は広島県廿日市市吉和と山県郡安芸太田町戸河内地区の市町境より少し廿日市市側に入ったところに山頂がある、標高1318.9mの山である。広島県内では恐羅漢山、吉和冠山に続く、第3位の標高を誇っている。その名の通り十方全てが見渡せ、天気が良ければ、瀬戸内海や四国の石鎚連山、日本海が望める。
1280.0m
1268.4m
中国山地中部に属する山で、山頂には草原が広がり爽快な光景が楽しめる
道後山(どうごやま)は、中国山地中部に属する山である。日本三百名山の一つに数えられる。 道後山一帯は比婆道後帝釈国定公園に指定されている。山頂には一等三角点「道後山」が設置され1268.40mとなっている。その西側にはやや高い岩桶山1271mの山頂がある。 山頂からは西側に比婆山連峰、北東に大山および日本海を望むことができる。 雄大な山容の山で、山頂付近は草原が広がり牛の放牧場となっている。山中にはシバグリ、ナラ、およびヤマボウシなどの木で覆われている。森林地帯を抜けるとヤマツツジの群落がある。 道後山は高梁川の支流である成羽川の源流域にあたる。 庄原市西城町三坂より道後山スキー場に向って車道が延びており、標高1080mあたりまで自動車でアクセスできる。ここから岩桶山を経て道後山山頂に至る。
1268.0m
1267.7m
1261.0m
比婆山にはイザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石がある 烏帽子山から比婆山、池ノ段、立烏帽子山の縦走が人気 4月から11月まで様々な草花がみられ、県内随一のブナの名山
比婆山連峰は広島県北部と島根県境にあり、烏帽子山、池ノ段、竜王山、吾妻山などを含む1200m級の山々が9座連なる。立烏帽子山の北北西方向、イザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石があり、この峰を比婆山(標高1261m)あるいは比婆山御陵と呼ばれている。烏帽子山から比婆山、池ノ段、立烏帽子山の縦走が人気。比婆山山頂はブナの原生林に覆われ展望は望めないが、池ノ段山頂からは360度のパノラマが広がり、比婆山、吾妻山、毛無山、遠く伯耆大山や日本海、東に道後山、西に猿政山、南に竜王山と一望できる。4月から11月までミズバショウ、ヤマツツジはじめ様々な草花がみられ、紅葉は特にすばらしく県内随一のブナの名山。島根県安来市にも比婆山(標高331m)があり、そのどちらにもイザナミノミコトの神話伝説が残る。
1252.6m
福田頭は、比婆山連峰の南、庄原市比和町福田と同西城町尺田の境に位置している。地形図では「毛無山(福田頭)」と記載されているが、地元では福田頭とよんでいる。 平成7年、旧比和町が50年ぶりに登山道を復元・整備し、登れる山となった。 滝やブナ林があり、花も多く、標高差も750mあって、登りがいのある県内屈指の秘めたる深山である。
1238.4m
島根県と広島県の境にあり、比婆山連峰と相対している独立峰 一帯にはイザナギノミコトの伝説が残る 山名の由来は日本神話・イザナギノミコトの伝説に由来している
吾妻山は、島根県と広島県北部の境にある、標高1238mの山。広島県側の比婆山連峰と相対している独立峰である。緩やかな稜線が伸び、吾妻山と烏帽子(えぼし)山の間に広がる大膳原(だいぜんばら)から見る山容はなだらかで美しい。この一帯にはイザナギノミコトの伝説が残り、吾妻山という山名の由来は、イザナギノミコトが指呼の間の比婆山に眠るイザナミノミコトを「吾が妻」と追慕されたことによるらしい。また、比婆山連峰の立烏帽子山の北北西方向に、イザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石がある。吾妻山は大峠駐車場から登山する人が多く、なだらかな草原の中に池が点在し、草原を囲む尾根を周遊できるハイキングコースもある。ブナ林と春から秋にかけては多くの草花が楽しめる。広島県側の池の原からは整備された道になっており、普段着で登る人も多い。
1225.1m
広島県と島根県の境にある、比婆山連峰の一座である 山頂は展望の良い広々とした台地になっている 比婆山、立烏帽子山へと縦走することができる
烏帽子山は、広島県北部と島根県の境にある、標高1225mの山。比婆山連峰の一座である。県民の森公園センターから登る場合、出雲峠を経由して山頂へ。出雲峠にはベンチがあり、さらに進むと桧林に入る。谷から尾根に上がると、見事なブナの巨木が次々と現れ、やがて展望の良い広々とした台地の山頂へたどり着く。山頂には方位盤とベンチがあるので、ゆっくりと休憩しよう。その先に比婆山、立烏帽子山があり、人気の縦走路となっている。立烏帽子山の北北西方向に、イザナミノミコトの御陵と伝えられる巨石があり、時間に余裕があるならぜひ立ち寄ろう。また烏帽子山からは吾妻山(あづまやま・1238m)方面へ縦走することもできる。
1223.4m
広島県北西部、八幡高原の中心に位置し地元では苅尾(カリオ)と呼ばれ親しまれています。車で上がれる8合目には名水・雪霊水が湧き出ており、冷たく美味しい自然の恵みを求めて遠方から足を運ぶ方もいます。 近くには豊かな自然に囲まれた聖湖があり、ハイキングやキャンプ場でアウトドアライフを満喫するご家族連れの姿も多く見られます。
1218.1m
1217.9m
大万木山(おおよろぎさん)は、島根県飯石郡飯南町と広島県庄原市との境にある標高1,218mの山である。 島根県の県民の森(頓原・吉田地区)に指定されている。『出雲国風土記』には「多加山」と記されている。大ゆるぎ山(揺れ動くの意)と呼ばれていたことが、現在の山名の由来とされている。
1217.0m
1186.7m
1186.6m
1177.3m
1177.0m
1173.4m
1158.4m
1152.7m
登山道は草原が多く、整備されており初心者でも楽しめる 山頂は360度の大パノラマで、恐羅漢山をはじめ多くの山々が望める 山焼き後のワラビ採り、新緑シーズン、秋の紅葉など四季を楽しめる
深入山は、西中国山地に属し、国の特別名勝で知られる三段峡の東にそびえる標高1153mの美しい草原の独立峰。登山道は草原が多く4コースあり、整備されており初心者でも楽しめる。山頂は360度の大パノラマで、南西に広島県の最高峰恐羅漢山、十方山、北には臥龍山、北東には天狗石山、三瓶山、南東には白木山、野呂山を望める。ヤマツツジ、ササユリ、キキョウ、リンドウをはじめ草原性の山野草が多く見られる。4月はじめに山焼きが行われ、それ以降のワラビ採り、新緑、キャンプ、秋には紅葉など楽しめる。冬の真っ白な神々しい姿も美しい。宿泊、日帰り入浴施設として「いこいの村ひろしま」がある。
1148.8m
1148.7m
来尾峠から天狗石山と合わせて登頂するのがおすすめ ミズナラの林の中は静寂さが漂い、静かな山歩きが楽しめる この山域にはマムシやクマが生息しているので注意
高杉山は、広島県北広島町にある、標高1148mの山。順覚寺近くの登山口から小マキ山を経て登頂するルート、そして来尾峠から登るルートなど、高杉山へ向かうルートは複数ある。来尾峠ならば、天狗石山と合わせて縦走するのが良いだろう。うっそうとしたミズナラの林の中は静寂さが漂い、静かな山歩きが楽しめる。6月ごろには可憐なタニギキョウが咲き、紅葉の時期もまたすばらしい森になる。この山域にはマムシが多く、またクマも生息しているので鈴などを用意しよう。
1144.0m
深いブナ原生林に抱かれた自然豊かな山 ブナの若葉やミヤマヨメナが咲く初夏、紅葉が深まる秋が美しい 隣の伊良谷山や毛無山との縦走がおすすめ
広島県と島根県の県境に位置する、標高1144mの山。近くに比婆山連峰のメインルートがあるため影に隠れてしまいがちだが、深いブナ原生林に抱かれた自然豊かな雰囲気が人気を集めている。ブナの若葉やミヤマヨメナが咲く初夏や、紅葉が深まる秋は美しく、隣の伊良谷山や毛無山までの縦走を楽しむのもいい。また、比婆山連峰と合わせての周回も、歩き応えがありおすすめだ。
1129.6m
1126.0m
1126.0m
1108.7m
1091.0m
1084.8m
1082.4m
1081.0m
1072.2m
1051.4m
1050.0m
広島県広島市に最も近い1000m峰であり、佐伯郡の湯来町と佐伯町にまたがってそびえる美しい山容の独立峰。山頂には六畳岩、八畳岩の巨岩があり、360度の展望が楽しめる。また頂上東側には回り縁の奇岩がある。
1047.8m
1028.9m
1013.5m
1011.0m
1009.7m
1002.0m
1002.0m
997.5m
997.5m
977.4m
967.2m
954.2m
947.3m
946.8m
928.4m
山頂は360度の大展望で、中国山地が一望のもとに見えます。 山頂駐車場から徒歩約15分で山頂へ登頂でき、子どもからお年寄りまで楽しんでいただける山です。
922.1m
広島県のほぼ中央、安芸高田市と東広島市の市経境にそびえる、900mを越える高峰。頂上からの眺めは格別で、西に白木山、北に芸北山群、南に野呂山や瀬戸内海を望むことができる。大部分は植林だが、県境付近以外では珍しく頂上東側に天然ブナ林が4ha残る。双耳峰を成す隣のカンノ木山と合わせて登山を楽しむことができる。
911.2m
907.6m
889.2m
訓練登山にも最適で、ルートも多く楽しめる 山頂は360度大パノラマで、広島市街、可部方面の街、遠くは三瓶山が望める 4月はアセビやツツジが見頃になる花のシーズン
白木山は、広島市北部にそびえる標高889mの山。白木山駅から約2時間ほどで登頂できる。山頂は360度の大パノラマが広がり、広島市街、可部方面の街、また鎌倉寺山、鷹ノ巣山、遠くは三瓶山が望める。山頂には、電波塔や白木山神社の小さな社がある。登山コースはいくつかあり、山頂から南西へ尾根道を下り鬼ヶ城山(おにがじょうやま・737m)を経由し上深川駅へ下るルートもある。鬼ヶ城山山頂はルート上にはなく、途中アンテナ無線局から往復15分ほど。そのルート上にあるピークが中尾山(なかおやま・798m)。登山は年中楽しめ、4月アセビやツツジが見頃。山頂からは雲海も楽しめる。
888.7m
887.0m
874.2m
834.4m
山頂からは大山や四国連山の眺望が広がり、壮大な景観が楽しめる 空気が澄んでいて、夜は美しい星空が眺められる その昔、この地一帯に星が降る現象が続き、それが山名の由来となっている
星居山は三和町と神石町の境に位置する、標高835mの山。広島県東部最高峰。北は大山、南は四国連山の峰々の眺望が広がり、壮大な景観がすばらしい。孝徳天皇時代、大化元(645)年の閏正月元日の夕方、この地一帯を明るく照らして天空より星が降ってきた。その現象は幾度となく続き、これを聞いた天皇が自らも滞在し、この現象を体験されこの山を「星ノ居山」と命名したと言われている。山腹には「星居山森林公園」があり、大山や四国連峰を望む展望台、キャンプ場など施設が充実。空気が澄んでおり、夜は美しい星空を観賞することができる。キャンプやバンガローに宿泊するのもおすすめ。
830.2m
825.8m
821.0m
820.2m
818.0m
817.9m
817.2m
816.0m
815.0m
葦嶽山(あしたけやま)は、広島県庄原市の東部、本村町に位置する山である。標高815m。中腹部から山頂付近にかけ人工的に積み上げたようにも見える岩の形跡などのあることから、"日本ピラミッド"として知られており、古くから地元では神武天皇陵と伝えられていた。 1934年、酒井勝軍が「葦嶽山はピラミッドである」それも「2万3千年前の世界最古のピラミッド」であると唱えた。これが酒井勝軍の唱える「日本ピラミッド」の第1号となり、あわせて、全国の新聞に発表され、「日本ピラミッド」として知られるようになった。なお、日本の山をピラミッドとする説は多々あり、長野県の皆神山や秋田県の黒又山などが知られている。ただし、これらの説に考古学的な裏付けはない。
813.9m
800.0m
798.0m
広島市内にある名ルートの一つ 白木山と鬼ヶ城山間のルート上にあるピーク 白木山の山頂は展望に優れ、360度パノラマが楽しめる
中尾山は広島市北部、可部町と白木町との境界にそびえる、標高798mの山。白木山(しらきやま・889m)と鬼ヶ城山(おにがじょうやま・737m)間を縦走するハイカーが多く、そのルート上にあるピークである。白木山の山頂は展望に優れ、広島市街、可部方面の街、また鎌倉寺山、鷹ノ巣山、遠くは三瓶山など、360度のパノラマを楽しむことができる。鬼ヶ城山の山頂はルート上にはなく、往復15分くらいの場所にあるので立ち寄ってみよう。東側の展望は良い。多くの登山者から親しまれているコースである。詳細は、白木山を参照。https://yamap.com/landmarks/16709
796.0m
791.2m
788.84m
788.1m
786.0m
775.1m
771.0m
770.5m
763.4m
757.0m
752.2m
743.0m
735.2m
734.9m
731.7m
730.8m
727.0m
722.0m
715.0m
713.5m
711.4m
711.1m
706.7m
705.4m
吉川元春によって築かれた、大規模な山城跡である 一帯は寺院が多いので、参拝に訪れてみよう 「戦国の庭歴史館・吉川元春館跡歴史公園」にも立ち寄ろう
広島県北広島町にある、標高705mの山。吉川興経のあとを継いだ吉川元春によって築かれた、大規模な山城があった。火野山は日野山、日山、火山などと古書のも書かれているが、「日山城(ひのやまじょう)跡」と表記されることが多く、歴史的にも貴重な山である。城は周囲一帯を見渡すことができる標高705m、比高300mの山頂に造られている。範囲数キロに及ぶ極めて大規模な日山城内には、庭、寺院跡などがあったとされている。また一帯は寺院が多いことも特徴であり、東麓中山からの大手道を行けば常仙寺跡や吉川興経墓所が、西麓舞綱および海応寺への搦手道に沿って浄必寺跡、万徳院跡などがある。また海応寺には広大な吉川元春館跡が発掘され、その石垣とともに台所が復元されている。登山と合わせて歴史めぐりができそうだ。
701.8m
698.7m
宇根山(うねやま)は、広島県三原市と世羅町に位置する山。最高地点は、三原市久井町の北東部に位置し、備南最高峰と謳われている。弘法大師の修行場として伝えられ、柴栗伝説が知られている。 宇根山のふもと(標高480m〜530m)には、1964年(昭和39年)、国の天然記念物に指定された久井岩海がある。
698.0m
682.0m
682.0m
681.0m
680.0m
679.0m
666.0m
虚空蔵山(こくぞうやま)は広島県東広島市にある山。 旧志和町と旧八本松町の境にある。麓には並滝寺池があり、対岸の「なみ滝藤原園」から山を見ると、池に映る山の姿を見ることができる。山頂付近には「見晴らし大岩」と呼ばれる岩があり、そこから西条盆地を見渡すことができる。地元では「岩室山」とも呼ばれ、東広島市立川上小学校の校歌にもうたわれている。「広島県百名山」および「ひろしま百山」の一つ。 山頂には三等三角点「岩室」が設置されており、標高は666.1mとなっている。
661.3m
660.2m
655.8m
648.2m
641.4m
639.7m
637.0m
634.2m
633.7m
624.0m
621.9m
619.2m
617.7m
612.0m
602.6m
600.4m
596.0m
593.1m
592.0m
絵下山(えげさん)は、広島市安芸区矢野町にある標高593mの山である。 山頂一帯は絵下山公園として整備されており、広島市内や広島湾の島々を見渡せる展望スポットとして親しまれている。また、アマチュア無線の移動運用場所としても知られている。標高593mの最高地点の北西に標高568.1mのピークがあり、広島親局送信所の一部および三角点が設置されている。 この山から北に延びる尾根上に矢野城(広島県指定文化財一覧)がある。 当山には在広デジタルテレビの送信所が置かれている。かつてはテレビ新広島(tss)と広島ホームテレビ(HOME)のアナログテレビの送信所が置かれていた。 国道31号の熊野別れ交差点から県道矢野安浦線を熊野方面に進み、昭和入り口交差点を右折し絵下山方面に進む。頂上近くまで舗装された道路が整備されており車で行くことが可能である。登山道はJR呉線天応駅より焼山方面への車道を上り、深山の滝の標識を目印に登山道(中国自然歩道)を進むコースなどいくつかある。
591.0m
586.1m
阿武山(あぶさん)は、広島市安佐北区と安佐南区にまたがる山である。北から時計回りに半円を描くように麓を太田川が南流する。 2層の地質からなり、下部が浸食が進みやすく風化しやすい後期白亜紀の花崗岩、上部山頂付近が中期-後期ジュラ紀の硬い岩石で構成されている。 中腹に棲む大蛇が人里に下りてきて害を与えていたが、戦国時代の武将香川勝雄が1532年2月27日にこれを退治した、との「蛇王池物語」が伝わっており、山頂付近に水神を祀る貴船神社の祠もある。ハイキングコースが整備されている。
586.0m
584.3m
平安時代に空海(弘法大師)がこの地を訪れたといわれる 山頂の展望台からは、雄大な中国山地の山並みが一望できる 秋から早春にかけて幻想的な霧の海(雲海)がみられることでも有名
弘法山(標高584m)は広島県三次市甲奴町にあり、平安時代に空海(弘法大師)がこの地を訪れたことから弘法山となったといわれる。甲奴町の小中学生が遠足で訪れる、地元の人にとってはおなじみの絶景スポット。山頂付近に、中国地方トップクラスといわれる星空が観測できる「弘法山こども天文台 ミルキーウェイ」がある。山頂の展望台からは、雄大な中国山地の山並みが一望できる。秋から早春にかけては幻想的な霧の海(雲海)がみられることでも有名。春には桜や藤が咲き、秋は紅葉が楽しめる。中腹のキャンプ場「いこいの森 弘法山キャンプ場」は設備がそろいリーズナブルで人気がある。
581.0m
580.0m
576.0m
572.7m
572.0m
570.5m
559.2m
559.0m
557.1m
550.5m
550.0m
545.8m
542.0m
広い山頂は南側が伐採されて開けており、瀬戸内の多島美が一望できる 山頂近くまで林道野登呂山線を登り車でアクセスできる 江田島六峰には古鷹山、クマン岳、三高山、野登呂山、真道山、陀峯山がある
江田島市能美町中町と沖美町畑の境界にある、標高542mの山。野登呂山は市内最高峰で、宇根山とも呼ばれている。登山口から急な階段が現れ、スギと落葉樹、照葉樹などが混在する林の中を登っていく。階段が終わって混交林を進み、程なく山頂へ。山頂近くまで林道野登呂山線が通じているため、山歩きの対象としては魅力に欠けるが、山頂はきれいに整備されている。一等三角点の置かれた広い山頂は、南側が伐採されて大きく開けており、眼下に赤曲鼻や大矢鼻、大黒神島が見え、瀬戸内の多島美が一望できる。江田島の山は、瀬戸内の多島美の絶景が満喫でき、車で山頂近くまで行ける山も多く、古鷹山、クマン岳、三高山(砲台山)、宇根山(野登呂山)、真道山、陀峯山は江田島六峰といわれている。
535.0m
世界遺産・厳島神社の背後にそびえるご神体の山 海抜0mから標高差550m弱の登山は歩きごたえ充分 山頂展望台に登ると、そこは360度の展望を楽しむことができる
松島(宮城県)、天橋立(京都府)とともに日本三景に数えられる安芸(広島県)の宮島。朱の大鳥居をシンボルとする厳島神社は、1996(平成8)年に世界文化遺産に登録された。その背後にそびえるのが、島の最高点となる標高535mの弥山だ。ツガやモミ、アカガシなどの原生林に包まれ、巨岩が点在する山頂部には、弘法大師が修行した本堂や1200年もの間炎を燃やし続ける霊火堂などがあり、参拝する人も多い。宮島ロープウェイを利用すれば30分ほどで展望台が建つ山頂だが、海抜0mの宮島桟橋を起点に紅葉谷や大聖院、大元などのコースを登れば、この山の奥深さをより実感できるはずだ。通年登れるが、降雨直後や降雪後は避けたい。
533.0m
長谷部信吉によって1340年に築城された山城があった 町のシンボル的な山として親しまれている 山頂の翁山公園には展望台も整備され、町並みが一望できる
翁山は、広島県府中市にある、標高533mの山。1340年、傾斜急峻な山頂に、長谷部信吉によって「翁山城」が築城され、東西約70m、南北約15mの本丸が構えられていた。1600年長谷部氏が長門に移り、後年城はなくなった。麓との標高差は約150mで、町のシンボル的な山として親しまれている。山頂の翁山公園には展望台も整備され、町並みが一望できる。上下町は、かつて石見銀山-瀬戸内間の宿場町として栄えた街。この街を東西に中央分水嶺:芦田川水系-江の川水系が走っていることから、「上下」という街の名前になったと言われている。上下町近辺のピークにいくつかの三角点が設置されており、それぞれがいずれも分水嶺となっている。
532.2m
531.0m
525.9m
524.4m
522.7m
522.0m
512.3m
512.0m
511.0m
510.0m
504.2m
504.0m
503.0m
502.0m
501.0m
500.3m
500.0m
492.0m
休山(やすみやま)は、広島県呉市にある山である。瀬戸内海国立公園の区域に指定されている。厳密には、"休山"とは呉市宮原地区から阿賀地区にかけてそびえる標高497mの山のみを指すのだが、この山は独立峰ではなく、三津峰山、日佐護山といった周辺の山々と丘陵を形成しており、またこれらの山とたくさんの道でつながっているため、地元で「休山」と言うと、呉市中央地区から宮原・阿賀地区を経て警固屋地区に至る連峰のことを指す場合が多い。ここでは休山本体と、関係の深いそれらの山々を複合的に記述する。
491.0m
490.0m
487.9m
武田山群の一座で、武田山、黒谷山、小堀山など縦走されることが多い 山頂は展望に優れ、牛田山、呉娑々宇山、窓ヶ山、大峯山などを望む 神武天皇ののろし台の伝説が残る三角錐型の鋭鋒
広島市にある、標高487mの山。広島市中心部の北西に連なる山塊を武田山群とよび、火山は武田山(たけだやま・410m)と並ぶ盟主である。武田山はなだらかな山容、火山は鋭鋒で、黒谷山(353m)、小堀山(399m)などと合わせて縦走されることが多い。頂上からの展望はすばらしく、東に牛田山、呉娑々宇山、西に窓ヶ山、大峯山などが眼前に広がる。頂上から5分ほど下がったところにも展望の良い岩畳があるので立ち寄ってみよう。火山には神武天皇ののろし台の伝説が残っている。武田山の山頂は木々に囲まれているが、南方面の広島市街、さらに瀬戸内海までが眺望できる。さらに山頂一帯が安芸国の守護職・武田氏の居城であった銀山城址となっており、付近にはお守岩、館跡などの遺構がある。史跡や伝説が残る縦走路を歩いてみよう。
486.4m
485.4m
484.0m
481.0m
475.0m
474.9m
471.4m
山頂には東屋があって眺望が開けており、見晴らしが良い 秋から春の間、山頂に「霧の海」が出現することがある 山の中腹には宿泊や多目的グラウンドを備えた「とみしの里」がある
富士山は、広島県三次市にある標高471の山。町のシンボル的な山で、登美志(とみし)山とも表記される。その円錐形の美しい形から備後小富士とも呼ばれ、古くから親しまれて来た。9合目までは車で登ることができ、山頂には東屋があって眺望が優れている。10月から4月くらいには、天候にも左右されるが「霧の海」を360°の大パノラマで楽しむことができる。中腹にある「とみしの里」は、宿泊施設やバンガロー、屋外ステージ、多目的グラウンドや食事処などが備わった多目的施設で、そこを拠点に歩くことができる。
466.6m
461.0m
457.6m
広島市中心部の北西に連なる山塊、武田山群の一座 標高500m以下の山々で構成される「広島南アルプス」の一座 周囲の山々と合わせて様々なコースで縦走されることが多い
広島市にある、標高457mの山。広島市中心部の北西に連なる山塊、武田山群の一座である。周囲の山々と縦走されることが多い。広島市安佐南区の武田山〜同市西区〜佐伯区の鈴ヶ峰に至るまでの全長約15km~20kmの縦走路は通称「広島南アルプス」と呼ばれ、武田山、火山、丸山、大茶臼山、柚木城山、鬼ヶ城山(佐伯)、鈴ヶ峰などで構成されている。これ以外の峰や峠を含む場合もあり、縦走する登山者やトレイルランナーに様々なルートで歩かれ、親しまれている。最高点は火山(487m)で、この頂上からの展望はすばらしく、東に牛田山、呉娑々宇山、西に窓ヶ山、大峯山などが眼前に広がる。頂上から5分ほど下がったところにも展望の良い岩畳があるので立ち寄ってみよう。詳細は、火山を参照。https://yamap.com/mountains/10372
452.6m
神峰山(かんのみねさん)とは、広島県豊田郡大崎上島町にある標高452.6メートルの山である。大崎上島の最高峰であり、瀬戸内海国立公園の一部に指定されている。 登山者用の登山道の他、山頂付近まで道路が整備されており自家用車で上がれる 駐車場やトイレも完備され徒歩でのみ行ける山頂までに展望台は3か所ありそれぞれから本州・芸予諸島・四国方面と360℃の展望が望める。 また大崎上島の位置的にも瀬戸内海の多島美を楽しめじつに115の島々を望むことができ、瀬戸内海随一のパノラマ美を誇る。
438.0m
437.0m
433.0m
430.0m
彦山(ひこさん)は、広島県福山市にある標高430.1mの山である。山頂には備後地区基幹局である福山デジタルテレビジョン中継局などの放送設備がある。 広島県内に17ある一等三角点の山の1つである。福山市街の西部に位置し、葛城山(420m)や熊ケ峰(438m)と並んで沼南アルプスと呼ばれている。
429.7m
424.5m
散策やハイキングで市民に親しまれている人気の山 岩谷観音岩峰からの眺めは360度パノラマで素晴らしい 呉娑々宇山との縦走では気持ちの良い稜線歩きが楽しめる
高尾山は広島市中心街の東に位置する、標高424mの山。水分(みくまり)神社から登られることが多く、水分神社の最寄駅「みくまり峡入口」までバスでアクセスできる。市内各所から仰ぎ見ることができ、散策やハイキングなど親しまれている人気の山だ。尾根筋を進むと城ヶ丘からの中国自然歩道と合流し、石段を登って岩谷観音跡へ。ここで右手の石段を上がると、巨岩の岩谷観音岩峰に着く。ここは広島市街を眼下に望む絶景で、広島湾に浮かぶ似島、江田島、宮島、明宝の白木山、大峯山などが一望できる。展望を楽しんだら、いよいよ山頂へアタック。高尾山へは10分ほどで着くが、岩場が一ヶ所あるので注意しよう。呉娑々宇山(ごさそうざん・標高682m)と合わせて縦走するハイカーも多く、岩を縫って気持ちの良い稜線歩きとなるのでぜひ歩いてみよう。
423.0m
417.3m
415.0m
広島市中心部の北西に連なる山塊、武田山群の一座 標高500m以下の山々で構成される「広島南アルプス」の一座 周囲の山々と合わせて様々なコースで縦走されることが多い
広島市にある、標高415mの山。広島市中心部の北西に連なる山塊、武田山群の一座である。周囲の山々と縦走されることが多い。広島市安佐南区の武田山〜同市西区〜佐伯区の鈴ヶ峰に至るまでの全長約15km~20kmの縦走路は通称「広島南アルプス」と呼ばれ、武田山、火山、丸山、大茶臼山、柚木城山、鬼ヶ城山(佐伯)、鈴ヶ峰などで構成されている。これ以外の峰や峠を含む場合もあり、縦走する登山者やトレイルランナーに様々なルートで歩かれ、親しまれている。最高点は火山(487m)で、この頂上からの展望はすばらしく、東に牛田山、呉娑々宇山、西に窓ヶ山、大峯山などが眼前に広がる。頂上から5分ほど下がったところにも展望の良い岩畳があるので立ち寄ってみよう。詳細は、火山を参照。https://yamap.com/mountains/10372
411.0m
410.5m
広島市中心部の北西に連なる山塊、武田山群の盟主 安芸の守護であった武田氏の本拠銀山城が築かれていた山 火山や黒谷山、小堀山などと合わせて縦走されることが多い
広島市にある、標高410mの山。広島市中心部の北西に連なる山塊を武田山群とよび、武田山は火山(ひやま・467m)と同じく盟主である。武田山の山頂は木々に囲まれているが、南方面の広島市街、さらに光り輝く瀬戸内海まで一望できる。ここは安芸の守護であった武田氏の本拠銀山城(かなやまじょう)の築かれていた山で、武田氏にちなんで武田山と呼ばれるようになった。この周辺は、戦国期に毛利氏が広島に本拠を移してそこに城下町を築くまで、中世を通じて安芸国の政治や経済の中心地として繁栄していた。付近にはお守岩、館跡などの遺構がたくさん残っている。武田山はなだらかな山容、火山は鋭鋒で、黒谷山(353m)、小堀山(399m)などと合わせて縦走されることが多い。史跡が残る縦走路を歩いてみよう。
408.1m
406.0m
遠くは四国山脈の山々も見渡すことができる絶景スポット 火山は前火山と後火山から成り、火山と云えば前火山を指す 昔、山頂で火を焚き、灯台の役目を果たしていたため火山と呼ばれる
広島県の最南端・倉橋島の中央部に位置する、標高406mの山。火山は前火山と後火山から成り、一般に火山と云えば前火山を指す。この山は昔、瀬戸内海の船の要所であったため、水軍が山頂で火を焚き、灯台の役目を果たしていたため「火山(ひやま)」と呼ばれている。瀬戸内海に浮かぶ島々をはじめ、遠くは四国山脈の山々も見渡すことができる絶景スポット。頂上には大岩があり、その上に立つと360度の大パノラマが広がっている。奇異な巨石群もあり、火山ならではの絶景が楽しめる。登山道は複数あるが、通行止めになっている場合もあり、確認が必要。頂上付近に駐車場があり、そこからは約15分で登ることができる。
403.0m
403.0m
401.0m
399.2m
397.4m
391.0m
390.0m
385.1m
374.3m
松笠山(まつかさやま)は、広島県広島市東区にある山である。 標高374.3m。 最寄り駅は山の北西にあるJR芸備線の戸坂駅。山の約500m東には、蝦蟇ヶ峠があり中国自然歩道が通る。
372.0m
372.0m
371.0m
364.0m
361.4m
357.9m
357.1m
354.0m
広島の地元では「三滝山」と呼称され、戦国時代からの名残もある地元ハイカーに人気の山
宗箇山(そうこやま)は、広島県広島市西区と安佐南区との境にある山である。標高356m。地元では地名由来の三滝山とも呼ばれる。 戦国武将で茶人の上田宗箇がこの山に松を植えたのが名称の由来である。そのため「植松山」とも呼ばれる。宗箇は広島城本丸・縮景園(泉邸)・上田家上屋敷に設けた茶屋「和風堂」の3ヶ所から望める借景としてこの山を選び、山頂に大きな赤松を植えた。そのためにこの松は「宗箇松」、山は「宗箇山」と呼ばれるようになった。宗箇が植えた初代の松は落雷で焼失し、2代目は軍部(旧陸軍)が対空陣地構築のために伐採、3代目は戦後にマツクイムシにより枯死しており、現在の宗箇松は1998年11月29日に植樹された4代目である。 宗箇は武将としてははじめ丹羽長秀、のち豊臣秀吉の配下となり、茶道においては千利休門下ののち古田織部門下となった人物で、茶道の流派「上田宗箇流」を創始した。元和5年(1619年)に宗箇が浅野長晟に従って広島藩に入って以降、上田家は広島藩家老をつとめ武家茶道を発展させた。浅野家の別邸となった縮景園(泉邸)は宗箇の作庭によるものである(宗箇は徳島城表御殿庭園や名古屋城二の丸庭園も手がけている)。 地元では、正式名称である宗箇山よりも「三滝山(みたきやま)」という呼称が一般的である。これは、山の中腹に三つの滝があったことに由来する。その滝は、三瀧寺の裏にあるが、現在はほとんど水が涸れており、説明の看板によって、かろうじて確認できる状態である。 登山口に真言宗の古刹三瀧寺がある。この寺の周辺は、春は桜、秋は紅葉の名所として知られ、有名な撮影スポットとなっている。 山頂からは広島市街を一望のもとに見下ろすことができ、都市近郊ハイカーに人気のある山である。元旦には初日の出を拝む人でにぎわう。広島市の小学校低学年の遠足の定番コースでもあり、林間学校等でよく利用される「広島市三滝少年自然の家」とあわせ、地元にはなじみの深い山でもある。
352.4m
345.3m
331.8m
321.3m
320.1m
316.0m
311.0m
287.0m
286.6m
282.6m
281.6m
281.0m
281.0m
274.0m
青影山(あおかげやま)は、広島県尾道市の因島にある山である。 因島のほぼ中央、風呂山と龍王山に挟まれてそびえる標高275.7mの山で、頂上からは因島全域や周辺の海域、しまなみ海道の因島大橋などを見渡すことができる。 因島村上水軍の拠点ともなり、頂上には元弘年間から慶長元年(1331年 - 1596年)までの約260年間存在した「青陰城(青蔭城)」の本丸跡や屋敷跡などの遺構が残されている。(昭和32年広島県史跡指定)
262.6m
260.6m
牛田地区を囲むように馬蹄形をした山なみが牛田山である 見立山・神田山・牛田山・尾長山・二葉山の縦走コースが人気 隆起した花崗岩の山で表面は風化し、いわゆる真砂土で覆われている
広島県西部、太田川河口付近に位置する、標高260mの山。都心に近い住宅地である牛田地区、その中心部を取り囲むように馬蹄形をした山なみが牛田山である。山名の由来は、公家の高官(公卿大人)の所有地で「大人田(うした)」と呼ばれていたという説や、荒れた土地を開拓したことから「潮田(うした)」と呼ばれていたという説などがある。尾根筋の端から端まで全長約5kmの縦走路にはたくさんの枝道があり、変化に富んだハイキングコースとして多くの人に親しまれている。見立山・神田山・牛田山・尾長山・二葉山を縦走されることが多い。牛田山は隆起した花崗岩の山で表面は風化しており、いわゆる真砂土で覆われ、多くの動植物が確認できる。
259.4m
250.0m
240.5m
229.4m
225.5m
山のほとんどが「蔵王憩いの森」として整備されており歩きやすい 山頂からは福山市内はもちろん、遠くは仙酔島など遠くまで一望できる 夜景が見える山としても知られ、夜景スポットが複数ある
蔵王山は、広島県福山市中心部にある標高225mの山。福山市内をカバーする各社の放送送信設備があり、南山腹は「蔵王憩いの森」として遊歩道が整備されている。山のほとんどが福山市森林公園となっているため、道も整備されファミリーや初心者でも安心して登ることができる。蔵王山の魅力はなんといっても展望の良さ。福山市内はもちろん、遠くは仙酔島など遠くまで一望できる。また夜景が見える山としても知られ、山頂が一番きれいに見えるが、駐車場すぐ横に展望ポイントがあり、東福山の夜景を手軽に楽しむことができる。また、ここから徒歩2分程のところに、岩山観音堂上と呼ばれるスポットがあり、こちらもおすすめ。
221.6m
黄金山(おうごんざん)は、広島県広島市南区の南東部に位置する標高221.7mの山。 東は坂町・呉方面、北は安佐南区方面、西は西区方面、南は広島湾と太田川デルタを一望することができる。このため、(TV塔を備えた山頂が2つ並び立つ)特徴的な形態ともあいまって、特に東方から道路・鉄道を通じて広島に入る際のランドマークともなっている。昼は憩いの場として、夜は広島市でも有数の夜景スポットとして親しまれている。山麓の旧道沿いは、原爆投下に際して大部分が山陰に入り爆風の被害を免れたため、土蔵など古い建造物が多く残っている。また桜並木が有名で、毎年桜の開花時期には登山道沿いに植えられた桜で山が桜色に染まり、花見の名所である。
205.0m
203.0m
大空山(おおぞらやま)は、広島県呉市に位置する標高205mの山である。以前砲台が築かれていたことから砲台山とも呼ばれている。 呉市中心部から約8km東方にある山で、広地区黒瀬川の西側にある。地質はほぼ広島花崗岩である。 頂上は大空山公園として整備され、ここから広や阿賀など呉市東部地域を一望できる。園内には桜が約1,200本植えられ、呉市における桜の名所の一つである。 また頂上は元々1903年(明治36年)に旧陸軍が整備した呉要塞(広島湾要塞)の一つ“大空山砲台”であった。ただし実際に運用されたのは太平洋戦争時旧海軍によって広海軍工廠防衛のためであり、高射砲陣地となって一般の登山は禁止されていた。戦後公園として整備され、砲座跡、火薬庫跡、指揮所跡など砲台の遺構が残されている。
202.8m
201.0m
199.0m
197.6m
194.0m
宮島の登山対象の山としてはマイナーな存在 日露戦争に備えて作られた鷹巣高砲台跡がある 山頂に眺望はないが、直下の遺構からは周囲の島々を眺められる
広島県廿日市市宮島町の東端に位置する、標高194mの山。宮島の登山対象の山としては弥山、駒ヶ林そして岩船岳などが一般的で、鷹ノ巣山はマイナーな存在だが、山稜部にある鷹巣高砲台跡が知られ、神の島・宮島のもう一つの姿を見ることができる。山頂は樹木に囲まれて眺望は期待できないが、直下の遺構からは東側が開けて、鷹ノ巣浦と絵の島、大奈佐美島(おおなさみじま)などを望むことができる。鷹巣高砲台は日露戦争に備え明治33(1898)年に完成し、大正15(1926)年に廃止され、その後終戦まで一帯は軍事施設として立入は禁止されていた。
186.0m
南東に延びる尾根が長いので「尾長山」と名付けられたと言われる 見立山・神田山・牛田山・尾長山・二葉山の縦走コースが人気 頂上には戦時中の防空施設の跡が残り、今は「航空標識塔」が設置されている
広島市の太田川河口付近に位置する、標高186mの山。尾長山は南東に延びる尾根が長いので「尾長山」と名付けられたと言われている。頂上には戦時中の防空施設の跡が丸く石組みで残っており、今はこの場所に「航空標識塔」が設置され、毎夜飛行機の安全のため赤い灯を点滅している。尾根筋の端から端まで全長約5kmの縦走路にはたくさんの枝道があり、変化に富んだハイキングコースとして多くの人に親しまれている。都心に近い住宅地だが、見立山・神田山・牛田山・尾長山・二葉山など楽しい縦走ルートが整備されている。
179.8m
165.0m
159.0m
158.7m
144.2m
131.0m
130.2m
115.0m
96.0m
95.8m
74.0m
71.0m
比治山(ひじやま)は、広島県広島市南区に位置する標高71.1mの小高い丘である。この項目では比治山を中心とした公園、およびその周辺に位置する「比治山」を町名に冠する地区についても併せて述べる。 比治山の名前の由来は諸説あり、比治某という人物が住んでいたためとも、山の姿が肘を横にした形に似ているためとも、言われている。 また虎が伏せている様に見て「臥虎山」(がこさん)とも呼ばれていた。 太田川水系支流の猿猴川と京橋川に挟まれた土地に位置し、その2つの川の分岐点の南にある。住居表示は、比治山全体が比治山公園、山と京橋川に挟まれた北側が比治山町で南側が比治山本町となる。 比治山公園は、市中心部における市民の憩いの場の一つである。市内有数の桜の花見のスポットとして開花時期には多くの人で賑わい、ぼんぼりが飾られ夜桜を見ることもできる。 江戸時代から戦後までの比治村あるいは比治山地区の地区分割上における範囲は、比治山の北東から真東の範囲で現在の南段原/段原中/段原山崎/上東雲/東雲町1から3丁目/東雲本町1から3丁目/段原新町の一部であり、現在の比治山町および比治山公園は段原地区で比治山本町は皆実地区に含まれていた。
61.0m
53.0m
46.0m
37.0m
27.0m
世界文化遺産・日本三景に選ばれている「宮島」の一座 山頂にはかつて山城の主郭が築かれていた 要害山を経由して宮島の最高峰・弥山まで歩くハイカーが多い
厳島北西にある、標高27mの山。宮ノ尾とも呼ばれている。丘の上は、かつて山城が築かれていた。宮島の主峰である弥山から繋がる半島部分を利用して2つの高所を城の中心とし、周囲に郭が作られ、現在「要害山」と呼ばれている高所が主郭であったと考えられている。春は桜、初夏には新緑が美しく、町並みを眼下に望み、ゆっくりとした散策ができる。要害山を経て宮島の最高峰・弥山(みせん・535m)まで歩く人が多く、緑深き原生林を進もう。弥山山頂からは展望台に上がって景観を楽しむことができる。東方に広島市街、江田島、野呂山、北方に恐羅漢山、十方山、大峯山、南方に能見島、周防大島など瀬戸内海の多島美が一望でき、すばらしい眺めである。